動物病院の医療ミスが裁判になりにくい理由【改善必須な問題点】

動物病院での医療ミスがほとんど表に出ることなく、飼い主が泣き寝入りしたまま闇に葬り去られるのはなぜか。
なぜ動物病院の医療ミスで被害者の飼い主が泣き寝入りせざる負えなくなってしまうのか。
その原因の一端は、獣医療業界全体にはびこる根本的な要因にあります。
その要因とは医療ミスが起こっても、それを証明するために行う死因特定が困難なことにあります。
ではなぜ死因特定が困難なのか。
今回の記事では獣医療業界全体への問題提起の意味を込めて、このことについてまとめたいと思います。
この現状を変えない限り、動物病院において、永遠に医療ミスという重大な過ちが繰り返されることになります。
もくじ
動物病院の医療ミスが裁判になりにくい理由
動物病院での医療ミスによって、毎年多くのペットの命が奪われています。
それに伴い、近年は動物病院に医療ミス・医療過誤の責任を取らせる裁判も増えています。
酷い動物病院や獣医たちに対して、医療ミスを起こさせない為の抑止力とする意味でも、裁判はどんどん起こすべきであり、そのこと自体はとても良い傾向だと思います。
しかしここで注目しておきたいのは、裁判まで発展するケースのほとんどが明らかな医療ミスの場合だけに限られると言う事実です。
なぜこうなってしまうのか?
その理由のひとつには、明らかな医療ミスであれば、裁判に勝つ見込みも高いでしょうから、訴訟に踏み切り易いと言うのもあるでしょう。
しかし私が弁護士へ直接話を聞きに行くなどして集めた調査結果では、極めて動物病院の医療ミスの可能性が濃厚な場合でも、裁判を起こすことなく飼い主が泣き寝入りしているケースが後を絶たないと言う事実がありました。
なぜ動物病院の医療ミスの可能性が濃厚な場合でも、裁判を起こすことなく飼い主が泣き寝入りせざる負えなくなるのか。
私はそうなってしまう原因は、以下のことが要因だと考えます。
『獣医療業界全体で死因の特定を困難にする体制が整えられている』
これそこが動物病院の獣医が医療ミスを起こした可能性が濃厚であるにも関わらず、飼い主が泣き寝入りせざる負えなくなる大きな原因だと考えます。
今回、問題提起したいのはこれです。
まずは順を追って、解説して見たいと思います。
動物病院の医療ミスで飼い主が裁判に勝つ為に必要な壁
動物病院で獣医の医療ミスが原因でペットの命を奪われるような被害に遭った場合、ほとんどの飼い主はペットの無念を晴らすべく動物病院や獣医に責任を取らせたいと思うでしょう。
そこで動物病院の獣医と話し合うと思いますが大抵は、責任逃れの言い訳ばかりを聞かされる羽目になります。
業を煮やした飼い主は、その状況を打破する為、裁判での決着を考えるでしょう。
そこでまず弁護士へ相談に行きますが、その時、飼い主は乗り越えねばならない大きな壁に直面することになります。
被害者の飼い主が直面する壁とは、ペットの死因を特定すると言う問題です。
通常、裁判において争点となるのは、加害者である動物病院が医療ミスを犯したかどうかです。
裁判において、この部分が争点になると言うことは、つまり被害者である飼い主は加害者である動物病院の獣医が、確かに医療ミスを犯したことを証明しなくてはなりません。
そこで必要になるのが、ペットの死因を特定する作業です。
ペットの死因を特定する方法
死因を特定する作業とは、具体的に言えば、ペットの死後に剖検を実施することです。
剖検をするとは、その名の通り、解剖して検査を行うと言うことです。
死因を特定する為には、よほど明らかな医療ミスでない限り、この死後の剖検が必ず必要になって来ます。
そこで飼い主は死後剖検をやってくれる医療機関を探そうとすると思います。
死後に剖検を行ってくれる医療機関はいくつかあります。
その多くは大学の研究施設か民間の医療機関などになります。
ですが、ここでひとつ問題になってくることがあります。
死因特定のための死後剖検実施が困難な理由
その問題とは、死後剖検を行ってくれる医療機関は、ほぼすべて動物病院の獣医からの依頼しか受け付けてくれないと言う事実です。
インターネットなどで、死後剖検を行ってくれる医療機関を探してみると、いくつかはすぐに見つかると思います。
しかしどの医療機関においても、依頼を受ける条件として『動物病院から依頼しなければならない』ということが付されています。
つまり飼い主は大切な家族であるペットの命を奪った動物病院へ協力を依頼しなければならなくなると言うことです。
あまりにも理不尽な現実です。
ここでもしも動物病院が協力を拒否すれば、簡単に自らが犯した医療ミスを隠蔽出来てしまうことになります。
私が実際に体験したことを、簡単に書いておきたいと思います。
より詳細に全体的な体験談を知りたい方はこちらの関連記事をお読み下さい。
関連記事:動物病院での医療ミス実態レポート①/モルモットの勘次郎さん
死因特定の困難さ。その実体験
私自身も動物病院での獣医による医療ミスで、大切な家族であるペットの命を奪われた飼い主の1人です。
その時、死因を特定することの困難さを体験談として、書いておきたいと思います。
私は弁護士に相談した時、まずペットの死因を特定しなければ、いくら動物病院の医療ミスの可能性が濃厚であったとしても、何も出来ないと言うことを説明されました。
そこで何とか動物病院に死因特定の為に死後剖検の実施が出来る医療機関への依頼を要請しました。
初めは抵抗を示していた動物病院側も粘り強い交渉の結果、死後剖検を実施してくれる医療機関への依頼をするとの協力を取り付けることが出来ました。
そこで確実な死因の特定は出来ませんでしたが、おそらく獣医の医療ミスの可能性が、濃厚と思われる結果が出ました。
ただあくまで仮説の範囲を出ることが出来ませんでしたので、そのことを踏まえた上で説明します。
私のペットはおそらく動物病院へ連れていったことにより極度の緊張状態に陥ってしまったのだと思います。
つまりストレスにより、心臓に負担が掛かっていた可能性があると言うことです。
そんな状態で動物病院の獣医は、注射をすることをすすめて来ました。
注射に対して、一抹の不安を感じた私は、動物病院の獣医に大丈夫なのかと尋ねました。
すると獣医は「問題ない。大丈夫だ」と言いました。
しかし大丈夫ではありませんでした。
この動物病院で実施した注射によって、体液の量が増え、おそらく心臓に更なる過度な負担が掛かってしまった為、心不全をを引き起こした可能性が高いことが解りました。
心不全とは心臓が原因で全身の水のバランスが保てなくなり、体に水が貯留した状態です。
それが原因で肺水腫を引き起こしてしまい、直接の死因はそのことのよる呼吸困難での窒息死でした。
肺水腫とは、本来であれば空気を含んで酸素・二酸化炭素を交換するはずの肺胞に水腫液が充満してしまうことで引き起こされます。
症状の程度が重ければ、呼吸困難に陥り、命を落とすことになります。
このような結果に辿り着いたのには、いろいろな要因が考えられます。
モルモットやウサギのような、自然界において捕食される側の動物はちょっとした環境の変化ですぐに緊張状態に陥ります。
今回の場合、おそらく病院に連れていったこと自体が間違いだったのだと思います。
更に注射という処置も大きな過ちだったのだと思います。
特定は出来ませんでしたが、注射による処置が、直接の引き金になった可能性が濃厚です。
なぜならレントゲンの画像には、肺に水がたまる肺水腫や、胸に水がたまる胸水貯留と言った症状は確認できなかったからです。
つまり動物病院へ連れて行く前には、心不全の兆候は見られなかったと言うことです。
こうなるとやはり注射による体液増加が命を奪った直接の引き金になった可能性も高くなります。
ただ、そのように断定することも出来ず、明確な死因は特定出来ませんでした。
そこで私は更に死因を深掘りするため、剖検を実施した医療機関へ、いくつかの質問をしました。
しかしここで、獣医療業界の闇とも言える、酷い裏切りに直面しました。
その裏切りとは、なんと質問の回答を受け取りたければ、動物病院が弁護を依頼した弁護士を通せと言うことでした。
ここで解ると思いますが、動物病院側の関係者、特に弁護士を通してでなければ質問すら出来ないとなると、いくらでも事実をねつ造し、都合良く改ざんした回答しか得られないことになります。
つまり動物病院の獣医はたとえ明らかな医療ミスで合ったとしても、いくらでも事実を隠蔽することが出来てしまうと言うことです。
もちろん私も直接、質問の回答を貰えないかと死後剖検を実施した医療機関へ願い出ましたが、一切聞き入れられることはありませんでした。
このような状態ではハッキリとした死因を特定することは不可能です。
つまり現在の獣医療業界においては、たとえ獣医が医療ミスを犯したとしても、簡単に隠蔽出来てしまえる体制が整っていると言うことです。
よほど明らかな医療ミスでなければ、動物病院や獣医の責任を追及出来ない要因がここにあります。
まとめ
いかがでしょうか。
動物病院での獣医による医療ミスが一向になくならない理由が良く解ったのではないかと思います。
現在の獣医療業界では、このように死因特定を困難にすることによって、いくらでも事実を隠蔽することが出来てしまう体制を整えています。
この現状を変えない限り、動物病院・獣医による医療ミスは責任を追及されることもなく、いつまでもなくならない結果になります。
これは言い方を変えれば、悪いことをしても罰せられることがない状況と言えます。
つまり犯罪に対して、警察のような抑止力がないことと同じだと思います。
警察が居ない世の中を想像出来るでしょうか。
警察が居ないとなると当然、犯罪は増え、世の中は酷い有り様に変貌することでしょう。
今の動物病院・獣医たちの現状と言うのは、まさにこのように抑止力が働かず、やりたい放題の世界と言えます。
圧倒的に弱い立場の飼い主たちは、大切な家族であるペットの命を奪われたとしても、何ら対抗する手段がない状況です。
これではますます酷い動物病院や獣医がのさばる続けることになります。
どこかの時点でこの酷い状況を変えなければなりませんが、動物病院を管轄する農林水産省も、酷い獣医どもの所属する獣医師会も何も手を打とうとしません。
むしろ獣医師会に至っては、わざとそのような状態を作り出しているのではないかと思えるふしさえあります。
獣医師会はあくまで獣医の利権を守る、単なる利権団体と言うことなのでしょう
自浄作用を期待することは一切、出来ません。
この酷い状況を変えるには、弱い立場である飼い主たち1人1人が一致団結し、立ち上がらなければならないと思いますが、残念ながら今のところは、あまりこの状況に気づいていない人が多いです。
実際に大切な家族であるペットの命を動物病院、獣医たちに奪われるまで気づかない。
実は酷く弱い立場に立たせられていることに気づくことはありません。
実際に動物病院の医療ミス被害に遭って初めて、信じられないほど弱い立場であることに気づきます。
獣医療業界全体で事実を隠蔽出来てしまえる体制が整っている事実に気づかず、その時までは想像することすら出来ないでいます。
繰り返される動物病院による医療ミス。
奪われ続ける大切な家族であるペットの命。
この酷い状況を変えるには、まずは実際に動物病院での医療ミス被害に遭われた方たちに、世の中へ認知を広げるお手伝いをお願いするしかありません。
ここで最後にお願いがあります。
最後にお願いがあります
動物病院、獣医という存在、これらの存在に疑念を持った私はいろいろと調べました。
すると動物病院と獣医が医療ミスを簡単に隠蔽出来てしまえる体制が整っている事実が浮き彫りになりました。
今も様々な動物病院、獣医たちの手によって、たくさんの飼い主が大切な家族であるペットの命を奪われる現実に直面しています。
死因の特定すら出来ずに、泣き寝入りするしかない飼い主たちの悲惨な現実。
一向に減る気配がない、動物病院の医療ミス、医療過誤。
私は動物病院と言う場所は、動物の病気や怪我を治すところだと思っていました。
だからこそ、獣医の言葉を信用し、大切な家族の命を託しました。
しかしこのこと自体が大きな過ちであったことを思い知らされました。
動物病院は動物の命を救うところではない。
獣医たちがペットの命を盾に取り、金儲けをする場所である。
もちろんすべての動物病院や獣医がそうだとは言いません。
キチンとした獣医療を行う動物病院・獣医師もいるでしょう。
しかし、決して少なくない数の金儲け主義で、未熟なまま適当な医療を行う動物病院・獣医が存在しているのも事実です。
しかしこの事実をあまり飼い主の側が意識していない。
実際に動物病院や獣医から、大切な家族の命を奪われるまで、現実を知ることがない。
知る機会がない。
まさか動物病院や獣医がこれほど酷いことをやり続けているとは夢にも思わないのでしょう。
一部ではこういった動物病院や獣医たちの実態を知る人たちもいました。
中にはブログを立ち上げて、危険な動物病院や獣医師の被害に遭わぬよう注意喚起を促している人たちもいました。
ですが、実際はほとんど知られることなく、動物病院、獣医たちの医療ミス・医療過誤は闇に葬られている現実があります。
あまりに残酷な現実です。
ここでお願いがあります。
大切な家族であるペットの命が、今も酷い動物病院や獣医たちに奪われています。
インターネットを使った検索では、ピンポイントに動物病院を探すことはあっても、動物病院で実際に起こっている医療ミスや医療過誤について調べる人は少ないです。
だからあまりこのような事実に触れることがありません。
その為、安易に選んでしまった動物病院にペットの命を奪われてしまうケースが驚くほど多いのです。
ほとんどの人は実際に医療ミスや医療過誤の被害に合うまで、その実態に気づくことが出来ません。
ここであなたにお願いがあります。
ぜひ、このブログサイトを広めて下さい。
ツイッター、インスタグラム、フェイスブックなどのSNSや口コミなど何でも良いです。
ぜひ紹介して下さい。
これから動物病院の医療ミスにあってしまう可能性のある飼い主、ペットたちの命を救うために、このような事実もあるのだと気づく機会を与えてあげて下さい。
それがひいては酷い動物病院や獣医から、多くの飼い主やペットを救うことに繋がります。
また、なるべく頻繁に更新をするように心がけ、酷い動物病院や獣医から大切な家族であるペットを守るための情報を発信していきます。
宜しければ、お気に入り登録して頂き、再度このブログを訪れて下さい。
現状出てくるペットに関する情報は、ほとんどが動物病院や獣医たちから発信されたものです。
もちろん有益なものもあるでしょうが、中には意図的に需要を喚起し、お金儲けを目的としたものも含まれています。
典型的なのは、ワクチンに関してです。
このワクチンはペットに打つべきだ!と言ったものは獣医師会などの利権団体が発した扇動を目的とした情報である可能性も高いです。
獣医が言うことが必ずしも正しいとは限らない。
そのことだけでも胸に止めておいてください。
大切な家族である、あなたのペットを酷い動物病院や獣医たちから守ってあげて下さい。
どうかよろしくお願いします。